うつ病の治し方・症状・接し方が分かる!

うつ病による自殺未遂や再発を防ぐ方法

うつ病状態になると、生命力の弱った状態が続き、うつ状態によって活性化した不安が、絶望・覚悟の誤作動となり、「自分が迷惑をかけている自責の念」と「事態にまったく対処できない絶対的無力感」で、世の中を見るようになってしまいます。

すると何気ない出来事でも、この2つの視点を肯定するようなサインであると見えてしまいます。

たとえば自ら取った休暇にもかかわらず、「お疲れさん、明日はゆっくり休むように」という上司の一言で、「自分がいるとチームの和が乱れるのだ」と感じてしまうのです。

また、「頭が重い・働かない」ことで(周囲にはそれほどのこととは見えなくても)本人の自覚として「仕事ができない」と感じ、その結果「自分は周囲に迷惑をかけている」と確信してしまうこともあります。

周囲の人は、当事者がやたらに「申し訳ない」と謝るようになったり、「俺はダメだ」と自分を責めるような発言をするようになったことに気がつくかもしれません。

あるいは、当事者は先はどの2つの感覚(自責の念、絶対的絶望感)を感じないように努力しますので、責任を感じる関係を解消したいと行動することがあります。

夫としての責任を解消するために離婚を考えたり、社員としての責任から逃れるために退職を申し出たりします。

周囲は、離婚や退職の是非やその後の生活の心配をするかもしれませんが、その発言の背後に死にたい気持ちが隠れているかもしれないと、気をつけていただきたいのです。

唐突に「退職(退学)もしくは離婚したい」という人の場合、3分の2を超えるケースで「死にたい」という気持との孤独な戦いを続けているのです。

また、すべての責任関係から逃れるために、行方不明になってしまうこともあります。行方不明は、自殺未遂と同じだと理解してほしいのです。運よく見つかったからといって、当事者の「少し気分を変えてみたかった。心配させて申し訳ない。もうしないから」という発言を鵜香みにせず、うつ病を念頭において対処をしてください。

一度うつ病を克服した後、再びうつ状態になるのを予防するには、自分なりの不調リストを作成することが効果的です。

うつ病と一言でいってもかなりの個人差があります。また、うつ病が深刻化していくまでには、その状態を放置する(我慢する)当事者なりの理屈があります。またしがみつき行為や表面飾りの強弱によっても、自分自身や周囲の感じ方が大きく異なります。

そこでいったん、うつ病から回復した人は、自分がどういう経緯でうつ病になっていったのかを振り返って、記録しておくとよいでしょう。

振り返りの作業は、一人だけで行わずに家族や同僚・上司、治療してくれた医師やカウンセラーなどからの意見も聞いておきましょう。

うつ病の落ち込み期には自分ではまったく自覚できなかったさまざまな兆候が、周囲の人には見えていたという場合もあるからです。


 

うつ病を治し、再発も予防するためには、生きる目的を見出す必要があります。 

生きる意味、生きる目的がしっかりできれば、 

毎日充実した気分で過ごせますし、
多少の失敗でも落ち込むことはなくなります。 

生きる目的を見出す方法は、以下のサイトが参考になります。 

参考サイト→ 生きる目的バイブル