うつ病の治し方・症状・接し方が分かる!

子供のうつ病の傾向的な身体症状と行動症状

子供のうつ病は、精神の病気というより身体の病気と考えた方がよい場合もあります。子供はうつ病にになると、まず身体症状に表れ、小児科や内科を受診する事が多くなります。

また、子供のうつ病での行動面での症状は、「学校へ行けない」「人に会いたくない」「家にひきこもる」「一日中寝てばかりいる」「部屋から出ていけない」などの訴えが多く見られます。

子供の行動面だけを見ると、どうしても怠け者になったように見えたり、ワガママになったように見えたりすることがあります。いわゆる「不登校」「怠学」「ひきこもり」と言われている子どもたちの中の少なくとも一部は、うつ病の可能性があります。

その他の症状としては、動作が緩慢、動きが鈍い、動きが少ないなどの行動抑制症状、逆に動きが多い、徘徊、じっとしていられないなどの多動に関連した症状、攻撃的言動、衝動性、自殺企図、自傷行為、行為障害などの問題行動として出現する場合など、とても多様です。

・子供のうつ病の症状の一つは睡眠障害
子供の寝つきが悪くなり、寝ついても2時間くらいすると目が覚めてしまい、その後も眠りが浅くウトウト状態で、朝早く目が覚めてしまいます。ときには、夜間眠れるのに昼もたえず眠く、実際に眠ってしまう場合もあります。

子供は嫌なことがあっても、本当の睡眠障害になることはまれです。不登校となり昼夜逆転の生活になっても、睡眠の質は悪くならない場合がほとんどです。典型的な中途覚醒および早朝覚醒は、うつ以外の疾患では稀なので、このタイプの睡眠障害があればうつ病を疑ってみたほうが良いです。

・子供のうつ病の症状の一つは食欲の低下や過食
子供の食事の量が減り、何か食べたいという気待ちにはなれないのです。空腹感は感じますが、食べたいとは思えないのです。また好きな食べ物もおいしいと感じません。そのために、体重が滅少します。

しかし、頑張って食べているために体量が滅少しない子供もいます。成長期の場合、身長が伸びているのに体重増加がないときは、食欲の低下が激しいです。

また、反対にかえって食欲が増進して過食してしまい、とくに甘い物を食べ過ぎて体重が増加することもあります。

・子供のうつ病の症状の一つは身体のだるさ
何となく身体が重く、だるい、身体に力が入らないような感じがします。すぐに横になってしまったり、一日中布団から出ることができません。そのために小児科、内科を受診して、診察と検査を受けても、どこにも異常がないと言われます。

・子供のうつ病の症状の一つは日内変動
日内変動とは、身体・精神症状全体が、朝目を覚ましたときに最も悪く、午後から少しずつ軽快していき、夕方から夜にかけて段々楽になっていく・・というものです。

極端な場合には、朝はどうしても起きられなくて朝食もとることができず、午前中は床についたままだけれど、昼には何とか起き出して、多少食事をとり、テレビ・ゲームでもしてみる気になります。夕方になると少し元気が出てきて、好きなテレビを見て、ときには笑ったりすることができるようになります。夜が更けるにつれていっそう元気が出ますが、翌朝起きたときには調子が悪く元に戻ってしまうというパターンをとります。

いわゆる不登校の子供の中にも同じようなパターンをとる場合がありますが、日曜日や夏休みなどの学校へ行かなければならないというプレッシャーがない場合にもこのような状態が続くときは、うつ病を疑ってみる必要があります。

その他の身体症状としては、頭が重い、頭痛、腹痛、肩こり、背中が凝る、胸が締めつけられて苦しい、動悸、口が渇く、発汗、寝汗をかきやすい、悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、めまい、手足の冷え、知覚異常、手足の痛み、全身の痛み、便秘、下痢など、多彩かつ多数です。

うつ病の子供たちは、頭痛がするために夜も眠れず、食欲もないのだと考えて、家族や医師には頭痛のみを訴えるようなことが少なくありません。身体の具合が悪いために元気が出ないものと考えて、精神症状についてはかなり重症にならないと、自ら訴えようとしないのです。


 

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