うつ病の治し方・症状・接し方が分かる!

うつ病治療に使う抗うつ薬の効果と副作用

うつ病治療に使う抗うつ薬の副作用があったり、効果が遅れ適量に向かって徐々に増やされることなどを、「薬を飲んでいるのに症状がどんどん悪くなっている」「薬が効かないから増やされている。自分は薬が効かないほど悪い」などと否定的に捉えてしまい、かえって苦しむことにもなりかねません。

周囲の人も、「そんな薬、止めたほうがいい」と言ってしまいがちです。

また、抗不安薬や睡眠薬は、寝つきが悪い、眠りが浅く途中で目がさめる、朝早く目がさめて不安になるなど、不眠のパターンによって薬が違いますし、個人によって効きめが異なります。

何かの反応が遅くなる以外にも、強すぎるとフラフラしたり、だるさが強くて苦しかったり、筋肉痛になるなどの副作用が現れます。

どのような薬でも、事前にどんな副作用が予想されるのかを知っておきましよう。ただし、薬の注意事項には、すべての副作用が列記されているので、うつ病の患者さんはそれを読むと逆に不安になります。それより医師に直接聞いてみることをおすすめめします。代表的な副作用だけを教えてくれるでしょう。

また、抗うつ薬を使い始めてその副作用がつらいのなら、すぐに医師に連絡しましょう。ある程度我慢すべきものなのか、それとも処方を変えたほうがいいのかは、当事者や支後者が判断すべきものではなく、医師が判断すべきものです。

つい、「これぐらいは我慢しなければ...」と思いがちですが、うつ病は「我慢ができない状態」ということを思い出してください。

医師にそんなことを言うと、嫌われると心配する人もいますが、薬に関することは、医師も情報を求めています。自分だけの判断や、自分勝手な知識で薬をコントロールすることがあってはなりません。

その意味で、支援者にお願いしておきたいことがあります。うつ病状態では、記憶力が低下しているので、薬を飲んだか飲まなかったかを忘れてしまうことがあります。統合失調症や躁うつ状態にある人は、いわゆる病識(自分はおかしいという感覚)がない場合が多く、薬を飲む必要を感じていないので、つい飲むことを忘れがちになります。

また、中には睡眠薬などをため込んで、死にたくなったときに使おうなどと考える当事者もいるものです。通常処方される薬では、ため飲みしても死にはしませんが、大量服薬は大変苦しい副作用を受けることになり、結果的にうつ病の回復効果を妨げてしまいます。

ですので、支援者や家族は、当事者が決められたとおりに薬を飲んでいるのかを確認し、医師とよく連携してください。


 

うつ病を治し、再発も予防するためには、生きる目的を見出す必要があります。 

生きる意味、生きる目的がしっかりできれば、 

毎日充実した気分で過ごせますし、
多少の失敗でも落ち込むことはなくなります。 

生きる目的を見出す方法は、以下のサイトが参考になります。 

参考サイト→ 生きる目的バイブル