うつ病の治し方・症状・接し方が分かる!

うつ病の予兆・前兆症状と悪化の予防

うつ病の不眠症は大変つらい症状です。自分は調子を崩してはいない、気のせいだ・・と自覚がない人でも、不眠の苦しさは否定しようがありません。

うつ病の不眠症には、なかなか寝つけないものや、途中で何回か目が覚めてしまい、ぐっすり寝た感じがしないもの、夜中の2時か3時には目が覚めてそれから眠れないもの、夢見が悪くて寝た気がしないものなどのようにいくつかのパターンがありますが、いずれの場合でも本人が「不眠症で苦しい」と感じる状態が二週間も続けば、強く受診を勧めます。

うつ病状態の根本は、疲労ですから体と頭を休ませれば回復します。睡眠は回復のための最も重要な機能です。

この重要な機能が不安のプログラムのために疎外されているということは、すでに当事者が相当の疲労を蓄積しているという証拠です。

このままの状態で疲労のマイナス収支を続けていくことは、うつ病の状態をどんどん悪化させていくことにほかなりません。早期受診が必要です。

中には、昼夜が不規則な仕事の関係や繁忙期のために、物理的に睡眠時間が少なくなっている人もいるかもしれません。このような人は、不眠の症状に気がつきにくくなりますので十分注意して予防してください。

うつ病の本質が疲労ですので、疲労感があるのは当たり前です。ところが「何もしてないのにこんなに疲れるのはどうしてだろう」とか「他の人に比べて自分か特別働いているわけではないのに...」、「年のせいだ」などと考えて、自分の疲労感を否定してしまう人が多いのです。

しかし、なんとなく疲れやすい、だるい感じがだんだん積もり積もって、本人にも「おかしいな...」と思わせるようになります。

ある出来事があって、それで疲れているのだったら話はわかります。ところが、その疲れが長引きなかなか回復しない。あるいは特別の出来事がないのに、なんとなく疲れた感じがずっと続いているという場合は、「蓄積疲労」になっているのです。
周囲の人は、休み時間にぐったりとしていることが多くなった、とか土日に横になってばかりいる、やたらと健康ドリンクを飲むようになってきた、誰にも見られていないとうなだれて肩を落として歩いている、ため息が多くなってきたなどの変化に気がつくかもしれません。

なんとなく疲れた状態が1カ月以上改善しないならば、「どこかがおかしい」と考えて、休息をとり、うつ病の悪化を予防しなければなりません。

うつ病になると、思考が抑制されます。当事者としては今まで簡単にできていたことができなくなった気がして、「頭が悪くなった」とか「脳に膜が張っている」などと感じます。

周囲の人は、仕事が遅くなったことや、ミスが多くなった、忘れっぽくなったことに気がつくかもしれません。また緊張状態が続くので肩も凝り、それが元で頭が痛いという自覚が生じる人もいます。

周囲の人は、本人が「馬鹿になったようだ」「記憶力が鈍った」とか「頭が痛い」「頭が重い」「目の奥が痛い」などと訴え始めたら、うつ病ではないかと疑ってみてください。

このほかにも、当事者はなかなか気がつきにくいかもしれませんが、周囲の人には「ちょっとおかしいな」と気づくポイントがあります。

やたらと自分を責める、突然会社や学校を辞めたい・離婚したいと言い出す、突然行方不明になる、の三点です。


 

うつ病を治し、再発も予防するためには、生きる目的を見出す必要があります。 

生きる意味、生きる目的がしっかりできれば、 

毎日充実した気分で過ごせますし、
多少の失敗でも落ち込むことはなくなります。 

生きる目的を見出す方法は、以下のサイトが参考になります。 

参考サイト→ 生きる目的バイブル