うつ病の治し方・症状・接し方が分かる!

うつ病の症状・状態とは

うつ病の症状・状態としては、やっぱり元気がなく無表情でどんより暗い表情・・ということになります。表面上、いかにも病気らしい痛がるような症状もないので、何となく「怠け者」的なイメージが付いてしまいます。

うつ病の患者さん自身は、ストレートに「うつ病」と言われるとなんだか印象が悪く、中には「怠け者と思われたくない」と、かたくなになる患者さんもいます。だから誰にも言えない、病院にも行かない・・という方が少なくありません。

もちろん、うつ病の状態は心と体のバランスが崩れて起こるれっきとした病気になります。

ですので、あからさまに「うつ病」と呼ばないで、「自律神経失調症」や「慢性疲労症候群」という病名を使っても良いですし、「更年期障害」も「うつ病」に発展することがあります。

そう呼べば、うつ病患者さんも過剰反応しないで冷静に受け止められます。

うつ病とはどんな状態かと言うと、自分の予想が出来ない大きな出来事が立て続けに起こった時に、脳がパニックになったりエネルギーを使い果たさないように、ブレーキを自動的にかけて休ませるシステムなんです。

脳が自分を守るために休眠状態にさせるのです。

正常ならば、いったん休眠して出来事を処理し、また元気になる・・・というシステムなのですが、うつ病はこのシステムが誤作動してしまった状態なのです。

その誤作動で「死にたい」と感じるようになってしまうのです。ただし、これは色々降りかかってきた出来事が直接辛くてそう思っているわけではなく、多くは「自分が対処できない無気力感」であったり、「自分が誰かに迷惑をかけている感じ」からくる精神的負担が原因なのです。


 

うつ病を治し、再発も予防するためには、生きる目的を見出す必要があります。 

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生きる目的を見出す方法は、以下のサイトが参考になります。 

参考サイト→ 生きる目的バイブル

 

 
うつ病が悪化する原因は、ショッキングな出来事が重なると、うつの症状が悪くなって最後には「死にたい気持ち」にまで進行してしまいます。

なぜ、うつ状態になると大きな出来事が重なって起こるのでしょうか。これはうつ状態の特性に関係しています。

うつ病の症状は、まず頭が働かなくなります。そうなると、今まで何でもなく普通にこなせていた仕事ができなくなってしまいます。根気もなくなり、あたかもやる気が無いように周囲に見えてしまって、その結果まわりの人間関係でトラブルが起こってしまいます。

こうして、仕事や人間関係で上手くいかないことが多くなってきて、悪循環になってしまうのです。

つまり、うつ状態では普段の元気な時と比べて、問題が起こりやすく、さらにその問題によって傷つきやすく、また回復も遅くなってしまうのです。

その結果、精神的な波長の谷間が重なり「死にたい気持ち」にまで到達してしまうのです。まずは、自分でもそうならないように、心身を休める努力が必要ですし、家族や職場の仲間も、初期のうつ状態を察知してあげて無理させない配慮が必要です。

うつ病患者さんが自殺や未遂をしてしまう場合がありますが、周りの人は「その原因は自分にもある」と深くは考えないでください。

もちろん、あからさまに傷つけることを言うのは論外ですが、本人がハッキリした自殺の動機が無くても、たまたま「うつが深くなる波長のタイミング」と、たまたま「散歩していたら電車が通る線路に行きついた」などの、自殺しやすいシチュエーションが重なると、ふと自殺行動に出てしまうのです。


 

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うつ病の傾向的な症状としては、いくつかありますが、まず脳の機能が低下しますので「活動停止」のような状態に陥ります。

集中力が無くボーとしている。表情がない・無気力・夜眠れない・昼間眠くなる。ということから、例えば些細なミスが多くなってきて、周囲の人に「最近どうしたの?」なんて言われます。

でも本人には原因が分からずどうしようもないので、もし周囲の人はそういう誰かがいたら非難したり妙な元気付けをしない方が良いです。

うつ症状になっている本人は、周囲のその対応に過剰に反応してしまい、さらにストレスを重く感じていきます。

「最近ちょっと頑張りすぎたんだよ」「無理しないでゆっくりやろう」、とさりげなく認知してあげてください。また、うつ症状の出ている方ご本人も認知しないといけません。

うつ病の傾向的なパターンとして、キツイ出来事が重なった後に発症しやすいのです。つまりご本人としては精力的に活動してきたすぐ後なので、自分でも気付かない傾向があるのです。

それを、うつ病の当事者ご本人も、周囲の人も認知する必要があるのです。まずは、うつ病の傾向的な症状をしっかり把握することから始めましょう。

本人は自分を責める傾向にあるので、例えば仕事でミスをしたりした時にも絶対に責めたりせず、また「頑張れ」などという指示的な言葉は避けるようにしましょう。

何か気晴らしにでも・・などと、アレコレ行動をさせないで、うつ症状の方のそばに何気なく居てあげて一人にさせないことです。


 

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